夏バテを防ぐ料理

夏バテを防ぐ料理を紹介します。また、真夏に屋外で作業をする人の為の夏バテ・熱中症対策も実体験も含め紹介します。

夏バテを防ぐ料理

2010/08/04 17:03

夏バテ対策の料理として、よく言われているのがウナギのかば焼きや冷やし中華などが上がると思いますが、実際にはもっと手軽に安く、そして確実に効果がある料理があるので紹介します。

私は週に二回ほど、屋外作業をする仕事をしていています。
昔は水道屋に勤めていたので、炎天下の中、一日中穴掘りで汗を流したり、コンクリートをはつったり、かなりしんどい肉体労働をしていましたが、さすがに40にもなると若いころのように疲れがすぐに取れるという事はなくなりました。
そのため、週2回という作業でも、前日は憂鬱になったりします。

その作業は夜勤明けで、ぶっ続けで行うので特に疲労が蓄積されます。
ただ、夜勤の暇な時間に仮眠が取れるのと肉体労働ではないので、肉体的な疲労はそれほどありません。
軽い朝食を済ませ、昼間の仕事に向かいます。
昼間の仕事は、立ちっぱなしの肉体労働。
午前中はそれほど疲労もたまっておらず、「よ~しやるぞ!」と気合を入れて始めるものの、1時間もしてくるとだんだんだるくなってきます…。
夕方まで働かなくてはならないのに、もうこんなだるくて大丈夫かなぁ。
そんなことを考えながら、作業を続けていくんですけれど、時間がたてばたつほどだるくなってくる…。

一応熱中症対策として、2リットルの水筒に麦茶を入れて、喉が渇くとすぐに飲めるようにしているんですけれど、それでもだるくなる…。
暑さと日々のストレスがたまっているのかなぁ。
そんなことを考えながら黙々と作業を続けます。

お昼になり、1時間の休憩。
お昼は鮭とゴマ塩が入ったおにぎり4つと、500mlのスポーツ飲料。
どちらも家で作ったものなので、安上がり♪

食べ終わったらちょっと休んで1時15分前には作業開始。
午前中だるかったから、午後はもっとしんどいかもしれない…。
そんな不安に駆られながら作業を始めるんですけれど、これがどういうわけか午前中とは打って変わって体が軽くなったように回復しています。
休憩をしたから?
うーん。でも、午前中の方が疲労が少ないし…。

塩の重要性

その答えがわかりました。
そう、「塩」です。
夜勤明けの時、塩分が含まれている料理を摂っていればよいんですけれど、軽い食事だったり食事をそもそも摂らなかったりしていたのが、だるさの原因のようです。
お昼、おにぎりに含まれている塩分の量はかなりの量。
この塩分の摂取が、夏バテには効果てきめんのようです。

実際、これに気がついてから夜勤明けで塩分が含まれている料理を食べてから、昼の作業を開始するようにしたら、午前中のだるさが無くなりました。
さて、私がこの時食べた料理とは…

手軽な塩分が含まれる料理

朝食なので、手軽に済ませたいのですが、塩分が含まれていて手軽に作れるものは・・・・
そう、「カップラーメン」です。
カップラーメンには、だいたい2~4gの塩分が含まれています。
私は高血圧の家計なので、本来塩分取得は気を遣わなくてはならないのですが、汗から放出される塩分の方が、口から摂取した分を上回ってしまうと、どうもだるけが出るようです。

真夏の季節以外には、こうしただるけがなかったし、6月までは作業中、水分補給もしなくても十分だったのに対し、34度にもなる真夏日の時は、8時間の労働で2リットルの水筒が空になるまで水分補給をします。

ところがその間、塩分を摂取しないと体中の塩分濃度が薄くなってしまいます。
血液には、0.9%の塩分が含まれているそうです。
大塚製薬のサイトによると、0.1~0.2%の塩分が含まれ、糖分が含まれた飲料がいいみたいです。
先ほどのサイトによると2リットルだと4gぐらい。
ティースプーン1杯ぐらい入れるといいみたいです。

さて、カップラーメンですが、先ほども書いたとおりインスタントカップラーメンには、だいたい2~4gのナトリウムが含まれています。
特に、カップラーメンなら手軽に食べられるので、忙しい朝や食欲がないときでもすんなり食べられるでしょう。

発汗作用が効く

カップラーメンの中でも辛めのカップラーメンがおすすめ。
以前、テレビでどの食べ物が体温を冷やしてくれるか。の実験を行っていたのですが、かき氷のような冷たい食べ物は確かに体全体を冷やしてくれるのですが、もっとも体を冷やしてくれるのはなんと唐辛子がたくさん入った辛い食べ物だったのです。
実は、唐辛子は食べた直後は体温を上げますが、その発汗作用でその後、すぐに体全体を冷やしてくれるのです。

スポーツ飲料の危険性

運動で汗をかいたときのもっとも適した飲み物は、スポーツ飲料ですが、一つ注意しなければならないことがあります。
というのは、スポーツ飲料は大量の砂糖が含まれていることです。
実は、スポーツ飲料はコカコーラほどの砂糖が含まれています。
そのため、大量に毎日摂取すると当分の摂りすぎになってしまうかもしれません。
また、スポーツ飲料はおいしいため、必要以上に飲んでしまうのも弱点。
麦茶程度なら、一口飲めば十分だし、カフェインも含まれていないので大量に飲むにはおすすめです。

塩分を摂取するだけでそれほど変わるものなんでしょうか?
実際に炎天下の中で作業をしてみればわかると思うんですけれど、塩分の摂取でずいぶん違ってくるので試してみてください。
また、喉が渇いたらその時点で、体水不足に陥っている可能性が高いので、すぐに水分を補給しましょう。

 

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